巨人が2025年のコーチングスタッフを発表 橋上氏が作戦C、引退の立岡氏がコーチ就任

今季までオイシックスで監督を務めた橋上秀樹氏(左)と松本哲也氏【写真:町田利衣、荒川祐史】
今季までオイシックスで監督を務めた橋上秀樹氏(左)と松本哲也氏【写真:町田利衣、荒川祐史】

守備の名手、松本哲也氏も女子チームから1軍コーチに

 巨人は28日、2025年のコーチングスタッフを発表した。1軍作戦戦略コーチにはオイシックスで監督を務めた橋上秀樹氏が就任。1軍外野守備兼走塁コーチに女子チームで指導していた松本哲也氏、亀井善行外野守備走塁コーチが打撃部門に。古城茂幸3軍内野守備走塁コーチが1軍の同部門を任されることになった。

 橋上氏は2007年から楽天で3年間ヘッドコーチを務め、巨人では日本一になった2012年から戦略コーチ、打撃コーチを歴任。リーグ3連覇に貢献。阿部監督にとって安田学園(東京)の先輩とあり、信頼は厚い。打撃コーチ等と連携し、相手投手攻略に向けた戦略を練っていく。

 その他、1軍コーチだった川相昌弘コーチ、矢野謙次コーチが2軍コーチに配置転換。川相コーチは野手総合、矢野コーチは打撃チーフを担当する。川相コーチが守備、走塁、状況に応じたバッティングなどを指導する一方で、矢野、橋本到両打撃コーチが個別の打撃の技術と打席での考え方を指導。有望な若手選手の総合的な強化を目指していく。

 また、引退を表明した立岡宗一郎氏が3軍外野守備兼走塁コーチとなることが明らかとなった。

 チームは今季4年ぶりのリーグ優勝を果たしたが、攻撃面に課題が残った部分もある。3位のDeNAにクライマックス・シリーズで敗退した悔しさを晴らすため、新たな布陣で日本一へ向けて動き出す。

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