西武、救援右腕マーティン獲得 渡辺SD「優勝へ足りないピースを埋めないと」

西武への入団が発表された前Rソックスのカイル・マーティン【写真:Getty Images】
西武への入団が発表された前Rソックスのカイル・マーティン【写真:Getty Images】

渡辺SDが会見、決め手は「『日本で勝負したい』という気持ち」

 西武の渡辺久信シニアディレクター(SD)兼編成部長が26日、獲得を発表した前レッドソックスのカイル・マーティン投手について、会見を行った。

 渡辺SDは獲得の狙いについて「チーム10年ぶりの優勝へ向け、足りないピースを埋めていかなければいけない。そのためには一番の補強ポイントであり、現場からの要望もあったリリーフ投手を今回、獲得するに至った」と説明。決め手については「新規選手の獲得期限が迫り、早急に投手の獲得を目指していた中、(春先から)駐米スカウトのリストにも入っていたマーティン選手の獲得となった」と話した。

 身長204センチの長身右腕は昨季メジャーデビューを果たし、2試合登板で防御率3.86。今季は3Aで30試合に登板し、3勝2敗1セーブ、防御率3.33の成績の残している。「メジャー経験はわずかだが、3Aの成績もしっかり残しているし、何より『日本で勝負したい』という気持ちのある選手で、そういう部分で必ず戦力になってくれると思う」。本人の意気込みにも心を動かされたようだ。

 投手としての特徴については「2メートルを超える長身から繰り出される力強いストレートと、リリーフとしては多彩な変化球。今までチームにはいないタイプなのかなと思う」と説明した。

 マーティンは29日に来日予定。入団会見は31日に行う予定となっている。リーグ制覇に向けて、本気度がうかがえる補強。新守護神カスティーヨが離脱している西武リリーフ陣の救世主となれるか、注目だ。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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