大谷翔平、WS初安打はフェン直二塁打 第4打席で快音…雄叫び上げてチームを鼓舞
「1番・指名打者」で出場…日本選手のWS安打は青木宣親以来10年ぶり
【MLB】ドジャース ー ヤンキース(日本時間26日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第1戦に「1番・指名打者」で先発出場。第1打席は中飛、第2打席は空振り三振、第3打席は遊ゴロに倒れたが、1点を追う8回1死で迎えた第4打席で右翼フェンス直撃の二塁打を放った。二塁手の失策で三塁に進み、犠飛で同点のホームを踏んだ。
初の大舞台で大谷が衝撃の一打を放った。右腕・ケインリーから右翼フェンス直撃の二塁打。打球初速113.9マイル(約183.3キロ)、飛距離381フィート(約116.1メートル)の一打だった。ワールドシリーズで日本選手が安打を放つのは2014年ロイヤルズ・青木宣親以来10年ぶりだ。
二塁ベース上で雄叫びを上げると、二塁手の失策が重なり、三塁へ進んだ。ドジャースタジアムは大歓声に包まれた。続くムーキー・ベッツ内野手の中犠飛で生還。2-2の同点に追いついた。
ヤンキースの先発、ゲリット・コール投手に対し、第1打席は95.8マイル(約154キロ)の速球を捉えたかに見えたが中飛。飛距離373フィート(約113.7メートル)だった。3回2死で迎えた第2打席は84.4マイル(約136キロ)のナックルカーブで空振り三振、6回無死二塁で迎えた第3打席は遊ゴロに倒れていた。
メジャー7年目で初のポストシーズンに臨んだ大谷。地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズの全11試合に「1番・指名打者」で出場し、打率.286(42打数12安打)、3本塁打、10打点をマークした。
メッツとのリーグ優勝決定シリーズでは17出塁。同僚のマックス・マンシー内野手と並んでポストシーズン同一シリーズの球団最多記録を作った。初のワールドシリーズでも存在感を放った。