43歳がみせた「引き際の潔さ」 “極秘”にした思い…明かした漢気は「最後までかっこいい」
鷹・和田毅が5日に引退会見に臨んだ
ソフトバンクの和田毅投手が5日にみずほPayPayドームで行った引退会見がファンの胸を打っている。2019年から引退を意識し、今年7月には決断していたという。「絶対に漏らしたくない」と極秘にしていた引退。笑顔の会見で語った理由に「かっこよすぎ」「人格者」といった声があがっている。
会見に臨んだ和田は引退の理由について「今年は膝の痛みが本当にきつくて戻れないなと正直覚悟していたんですけど。もしかしたら投げられるかもしれないと思った時に、完全に今年辞めようと。球団のトップの方に伝えて。それとなく伝えてはいた」と明かした。2019年頃から引退を意識し、今年7月には決断していたと語った。
引退については「本当に内密に進めてきたことですし、絶対に漏らしたくないという気持ちでやっていました」。“恩師”でもある王貞治球団会長に対しても伝えたのは会見前日の4日の朝だったという。
内密にしてきた理由について「いろいろ考え方はあると思いますけど。自分の中で優勝して引退試合とか、引退の報告をしてファンや選手もそうですけど、空気的に『和田さんのために日本一になろうとか』そういう空気には絶対にしたくなかった」と説明した。
「パーソル パ・リーグTV」が「最後のダイエー戦士 和田毅投手 引退会見 『悔いのない野球人生』」のタイトルで会見の様子を公式YouTubeで公開。43歳ベテランのチームへの気遣いと決断、会見では終始笑顔だったことにファンは「引き際の潔さ」「あったかい人間性」「最後までカッコいい」「素敵な潔い去り際」「気を使わせない引退」と感動した様子だった。