“最後の砦”がFA宣言…鷹2013ドラフト組の現在地 1位は2度目の戦力外、裏方でV貢献も
2013年育成ドラフト1位の石川柊太が国内FA権の行使を表明
ソフトバンクの石川柊太投手は、8日にみずほPayPayドームを訪れ国内フリーエージェント(FA)権を行使する意向を表明した。2013年育成ドラフト1位で入団した「育成の星」。プロで11年を過ごした32歳は、通算185登板で56勝41敗、防御率3.32という成績を残している。ここでは“同期”たちの現在地を見てみる。
ドラフト1位は加治屋蓮投手だった。1軍初登板は2016年と出遅れたが、2017年は72登板とフル回転。しかし2020年限りで戦力外となり、阪神へ移籍した。昨季は51登板でリーグ優勝、日本一に貢献も、今季は13登板にとどまり2度目の戦力外通告を受けた。
2位の森唯斗投手は、2018年にセーブ王に輝くなど救援の一角として活躍した。昨季限りで戦力外となりDeNA入り。14登板で1勝3敗、防御率7.52だったが、チームは古巣との日本シリーズを制した。3位の岡本健投手は、2019年限りで戦力外となり現役を引退。1軍打撃投手兼用具担当補佐としてリーグ優勝したチームを支えている。4位の上林誠知外野手は、昨季限りで戦力外となり中日へ。46試合に出場して打率.191、1本塁打、3打点と復活を遂げたとは言い難かった。
同年は支配下4選手とともに育成4選手を指名した。育成3位の曽根海成内野手は2017年に支配下を掴み、2018年途中に広島へトレード移籍した。2021年には66試合に出場するも、今季は1軍出場なく戦力外通告を受けた。同2位の東方伸友投手と同4位の張本優大捕手は1軍出場がないまま現役を引退した。選手として唯一チームに残っていた石川は、どんな決断を下すのだろうか。
(Full-Count編集部)