フリーマンが明かす“自由の女神”「意識が飛んだ」 特別な瞬間で求めた同調「ねぇ?」
フリーマンはWS第1戦で延長10回に逆転サヨナラ満塁弾を放った
大谷翔平投手らが所属するドジャースは、ヤンキースを倒して4年ぶりにワールドシリーズを制覇した。第1戦で劇的な逆転サヨナラ満塁本塁打を放ったフレディ・フリーマン内野手は「よく覚えていないんだ。ちょっと意識が飛んでしまった、そんな感じ」とその瞬間の心境を明かした。
10月25日(同26日)にドジャースタジアムで行われた第1戦のことだった。延長10回に1点をリードされて迎えた攻撃。2死二、三塁でムーキー・ベッツ内野手が申告敬遠で歩かされてフリーマンが打席に入った。コルテスの初球の速球を振り抜くと、打球は右翼席へ。球場は大熱狂に包まれた。
米ポッドキャスト「ニュー・ハイツ」に出演し、司会者から「ワールドシリーズ第1戦のサヨナラ満塁ホームランという信じられない瞬間、どんな気分だった?」と聞かれると「その感情を思い出そうとしているけど、できなくてね。(コルテスの投げる球は)読みが当たったんだ」と笑顔を見せた。
「僕がまさに狙っていたところに投げてくれたんだよ。打った瞬間に入ったのが分かったけど、なぜ自由の女神の銅像になったのかはわからない(笑)。普段はホームランを打って塁を回るだけなんだ。だけど、ワールドシリーズで満塁ホームランとなると、ねぇ? 普段は(打った後)ブルペンに手を振るんだけど彼らは大騒ぎしていてね」。あまりの興奮ぶりに右手でバットを突き上げ“自由の女神”を思わせるポーズに自然となってしまったことを振り返った。
この一打をキッカケに、フリーマンは第4戦まですべての試合で本塁打を放った。ブレーブス時代の2021年を含めると、2017~2019年にかけて記録したジョージ・スプリンガー(当時アストロズ)を抜いて史上初の「WS6戦連発」という離れ業も。今シリーズ5試合で20打数6安打の打率.300、4本塁打、12打点をマークしワールドシリーズのMVPに輝いた。
(Full-Count編集部)