投球再開のダルビッシュ、今は上半身強化優先 「日本人が張り合うのは大変」
キャッチボールは軽めに投げていると明かす
レンジャーズのダルビッシュ有投手が上半身の強化に取り組んでいると地元メディアが報じている。「ダラス・モーニングニュース」が伝えている。
ダルビッシュは今季開幕前に右肘靭帯部分断裂のためにトミー・ジョン手術(靭帯再建手術)を実施。今月17日に5か月ぶりにキャッチボールを再開した。
その際、ダルビッシュは自身のツイッターで「手術から5ヶ月が経ち、今日からキャッチボールが始まりました。15メートルぐらいの距離でしたが違和感も痛みもなく投げることが出来ました。またちょっとずつ前進していきます」と報告している。
その右腕について今回、地元メディアがリハビリの様子を紹介。記事によると、現在、60フィート(約18メートル)の距離を25球投げており、今後2、3週間おきに、10から15フィート(約3から約4・6メートル)ずつ距離を伸ばしていく計画だという。また、本人は通訳を介して軽めに投げていると説明している。
加えて現在は上半身の強化に優先的に取り組んでおり、「天性の能力を持つアメリカの選手たちと日本人が張り合うのは大変なんです。この時間を使って筋肉を作り、自分を本当に鍛えるつもりです」と話したという。
今月16日に29歳の誕生日を迎えた右腕はリハビリの途上。焦らずに来季を見据えて、じっくりと鍛えている様子だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count