WS制覇したのに…ド軍指揮官、最優秀監督賞の候補漏れ 地元メディア憤慨「冷遇された」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】

全米野球記者協会が選出…PS開幕前に投票

 全米野球記者協会(BBWAA)が選出する各賞の最終候補3人が11日(日本時間12日)に発表され、ナ・リーグ最優秀監督はメッツのカルロス・メンドーサ監督、ブルワーズのパット・マーフィー監督、パドレスのマイク・シルト監督が選出。世界一に輝いたドジャースのデーブ・ロバーツ監督が候補から漏れたことに、地元メディアは「またも冷遇された」などと激怒している。

 投票はポストシーズン開幕前に行われるため、ロバーツ監督のワールドシリーズ優勝の功績は加味されていない。しかし、レギュラーシーズンは98勝64敗でドジャースをナ・リーグ西地区優勝に導いているだけに、地元メディアは納得いかない様子。候補入りしたシルト監督率いるパドレスは、93勝69敗で同地区の2位だった。

 米メディア「ドジャース・ネーション」はX(旧ツイッター)に「デーブ・ロバーツ監督はナ・リーグ最優秀監督賞のファイナリストから漏れた。またも冷遇された。ドジャースを成功に導いているのに、リスペクトを得ることは一切ない」と憤慨。同メディアのノア・カムラス記者もX「デーブ・ロバーツ監督は冷遇された。複数の怪我に対処しながら、MLB最高勝率に導いたロバーツは監督キャリアで最高のシーズンを送ったとも言える。彼は1度しか獲得していない」と不満をぶちまけた。

 さらに地元ラジオ局「AM570 LAスポーツ」のエリック・スカラー氏も投稿。「なぜデーブ・ロバーツ監督はファイナリストに選ばれていないんだ? 彼はイッペイスキャンダルから、怪我人続出までドジャースに関する問題を対処して、結果を残したのに」と疑問を投げかけていた。

 ドジャースのロバーツ監督は2016年に就任。今季までの9年間で地区優勝8度、リーグ優勝4度、ワールドシリーズ制覇2度と、輝かしい実績を残している。

(Full-Count編集部)

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