12球団ワーストなのに…GG賞投票数への“疑問” 「-19.2」&「-15.7」も評価の珍現象
ヤクルトのサンタナ、広島の小園は「UZR」が12球団ワースト1、2位だった
守備の名手に贈られる「第53回三井ゴールデン・グラブ賞」が12日、発表された。野球記者の投票によって選出され、得票数も公開。セ・リーグでは守備全般での貢献を示す「UZR」が12球団ワースト1、2位の両選手が得票する“珍現象”となった。
外野手部門では広島の秋山翔吾が最多の211票を獲得し、セ・リーグでは初受賞(西武時代に6回)となった。中日の岡林勇希が190票で3年連続3回目、阪神の近本光司は187票で4年連続4回目の受賞となった。
巨人の丸佳浩外野手の137票が次点となるなど各球団を代表する選手の名前が並ぶなか、ヤクルトのドミンゴ・サンタナ外野手が4票獲得していた。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)によると、サンタナのUZRは規定イニングをクリアした全ポジションの選手で最も低い「-19.2」だった。
三塁手部門では巨人の坂本勇人内野手が断トツの168票で受賞。3位に入った広島は小園海斗内野手は46票だった。小園のUZRはサンタナに次ぐ、両リーグで2番目に低い「-15.7」だった。指標だけで評価されるものではないが、12球団ワースト1、2にも票が入っていた。