ヤクルト小川、8回途中無失点で9勝目「強気で押していけた」
4回2死満塁では11球粘り押し出し四球選ぶ
ヤクルトの小川泰弘投手が神宮での巨人戦に先発し、7回1/3を投げて7安打無失点6奪三振の好投で、9勝目(6敗)を挙げた。小川はバッティングでも4回2死満塁の場面で粘り、巨人先発・菅野に11球を投げさせて先制の押し出し四球を選んだ。
小川の投打にわたる活躍で、ヤクルトは4-0で勝利。巨人に連勝したヤクルトは、勝率の差で2位に浮上した。
試合後、お立ち台に上がった小川の一問一答。
――巨人戦、連勝を飾りました。
「昨日、石川さんがナイスピッチングをして、いい形で繋いでもらえたので、僕も全力で抑えに行きました」
――菅野投手との対戦となりましたが。
「ロースコアになると思っていたので、絶対に粘り勝つという気持ちと攻めきるという強い気持ちで最後まで投げました」
――序盤は苦しいピッチングだった。
「ランナー出してしまったんですけど、テンポとかリズムを意識しながら強気で押していけたのが良かったです」
――バッティングでも魅せました。
「チャンスで回ってきたので何とかするという気持ちだけでバットを振りました」
――際どいコースをファールで粘り、押し出し四球を選びました。
「集中できていたので、なんとか食らいついていこうという気持ちだけでやりました」
――昨日は中4日で石川投手が先発した。
「本当にベテランの先発の方が中4で回ってくれて凄い助けてくれたので、自分も意気に感じながら今日頑張りました」
――巨人を抜いて2位浮上、首位・阪神も敗れてゲーム差が縮まりました。
「まだまだこれからだと思いますし、一戦一戦が大事になると思いますので、悔いのない投球をしていきたいですし、ファンの方と一緒になって一戦必勝でやっていきたいと思います」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count