大谷翔平が今季最速161キロを叩きだしたワケ 西武中村への“特別な思い”
初回にパ・リーグ2冠王の打席で今季161キロを連発、「特別、力を入れて」
日本ハムの大谷翔平投手が26日の西武戦(札幌ドーム)で先発。今季最速161キロを連発し、13勝目(3敗)を挙げた。
初回2死三塁。4番・中村剛也を迎えた打席では1ボール2ストライクから、2球連続で今季最速の161キロの直球を連発。ボール、ファウルとされたが、最後はフルカウントから8球目のフォークで空振り三振を奪った。
昨年10月5日の楽天戦(札幌ドーム)でマークした日本人最速162キロに迫る剛速球。今季最速をマークした背景には、33本塁打、109打点を誇るパ・リーグ打撃2冠王への特別の思いがあった。
大谷「初回だったので力を入れた。4番打者、クリーンアップは自分の100%に近い投球でないと打ち取れない。初回は流れを左右する。万が一もないように。もちろん1点もやらない気持ちでした。(中村は)意識はします。本塁打に軽打も出来る素晴らしい打者なので。西武打線の中でも特別、力を入れて投げます」
この試合で中村には3打数1安打。4回無死での左前へのポテンヒット1本に抑え、4番の仕事をさせなかった。