侍ジャパン、台湾に敗れ世界一逃す 戸郷が痛恨2被弾…大会連覇ならず、連勝27でストップ

チャイニーズ・タイペイ戦の指揮を執った侍ジャパン・井端弘和監督【写真:中戸川知世】
チャイニーズ・タイペイ戦の指揮を執った侍ジャパン・井端弘和監督【写真:中戸川知世】

主要国際大会で世界一を逃したのは3位に終わった2017年WBC以来

 野球日本代表「侍ジャパン」は24日、東京ドームで行われた「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」決勝でチャイニーズ・タイペイ代表に0-4で敗れ、準優勝に終わった。国際大会の連勝は27でストップ。ナインは呆然と立ち尽くした。

 チャイニーズ・タイペイはエース左腕、リン・ユーミンが先発。当初23日のスーパーラウンドでの侍ジャパン戦に先発予定だったが、試合前に決勝進出が決まり、ソ・ゴウク監督が「良い投手を明日に向けて温存したい」と罰金を支払ってまで先発変更していた。4回まで侍ジャパンをわずか1安打に抑える好投を見せた。

 対する侍ジャパンも先発の戸郷翔征投手(巨人)が4回まで3安打無失点に抑え込んだが、5回に先頭のリン・ジャーチェンに右中間に先制ソロを許した。さらに1死から安打と四球で一、二塁のピンチを招くと、チェン・ジェシェンに右翼席へ3ランを被弾。一気に4点を追う展開となった。

 5回からチャイニーズ・タイペイはオリックス、西武でプレーした張奕投手が登板。侍ジャパンは2死から連打で一、二塁のチャンスを作ったが、小園海斗内野手(広島)が一ゴロに倒れ、無得点に終わった。張には3回を2安打無失点。8回からは元ロッテ・陳冠宇投手が登板し、元NPBリレーに抑え込まれた。

 侍ジャパンはその後も得点を奪えず、0-4で敗戦。五輪、プレミア12、WBCの主要国際大会で世界一を逃したのは、3位に終わった2017年WBC以来だった。対するチャイニーズ・タイペイは国際大会で初の世界一となった。

【実際の写真】固まる表情…敗戦にベンチで呆然とする侍ジャパンの選手たち

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