侍Jの敗戦に米記者衝撃「最も驚くべき番狂わせ」 世界一の台湾は「歴史を塗り替えた」
先発の戸郷が2被弾…打線はわずか4安打で無得点
野球日本代表「侍ジャパン」は24日、東京ドームで行われた「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」決勝でチャイニーズ・タイペイ代表に0-4で敗れ、準優勝で大会を終えた。国際大会の連勝は27でストップ。MLB公式サイトのマイケル・クレア記者は「驚きの番狂わせ」と伝えた。
同記者は、チャイニーズ・タイペイ代表を「(優勝できると)信じた人は少なかった。(アンダー世代を除く)シニアレベルで主要な国際タイトルを獲得したことがないからだ。WBCで1次ラウンドを突破したのは2013年のわずか1回。プレミア12ではメダルですら獲得したことはなかった」と評す。
「対して強力な侍ジャパンは、決勝戦が始まる時点で、異例と言える27連勝をマークしていた。(試合が始まる前に)多くの人は(日本に)金メダルが渡ることは、すでに決まっていることだと思っていた。最後に日本が(国際大会で)敗れたのは、プレミア12米国戦の2019年スーパーラウンドまで遡る」
しかし日本代表は先発した戸郷翔征投手(巨人)が5回に先頭のリン・ジャーチェンに先制ソロを許し、さらに1死一、二塁のピンチを招きチェン・ジェシェンに3ランを浴びた。打線もわずか4安打で無得点に終わった。
同記者は「チャイニーズ・タイペイはわずかに見えた可能性を掴んだ。驚きの4-0勝利で歴史を塗り替えたのだ。日本の連勝記録が途切れたとき、(日本の)ファンが沈黙したのに対して、アウェイのファンは熱狂的に喜びを表現した。これは、おそらく野球の国際大会で最も驚くべき番狂わせだ」。侍ジャパン準優勝という“まさかの光景”に衝撃を受けた様子だった。
(Full-Count編集部)