台湾代表が示した“品格” シャンパンファイトを行わなかった理由「迷惑かけずに」

プレミア12で優勝を収めた台湾代表【写真:中戸川知世】
プレミア12で優勝を収めた台湾代表【写真:中戸川知世】

チャイニーズ・タイペイで主要国際大会で初優勝

 チャイニーズ・タイペイ代表は24日、東京ドームで行われた「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」決勝で野球日本代表「侍ジャパン」を0-4で破り、トップチームの主要国際大会で初優勝を飾った。歓喜で涙する選手もいた中、試合後は予定されていたシャンパンファイトを行わなかった。現地メディアがその理由を報じている。

 感動の勝利も品格を示した。満員の東京ドームで行われた決勝には、チャイニーズ・タイペイのファンも駆け付けたが、圧倒的に日本応援が多かった。“アウェー”での一戦になったが、チャイニーズ・タイペイは投打ともに圧倒。5回に2本の本塁打で4得点を奪い、投げても強力な侍打線を4安打完封した。

 歓喜の勝利となったが、チャイニーズ・タイペイ代表はシャンパンファイトが行わずに岐路についた。台湾紙「中天新聞」や台湾放送局「緯來電視網」などによると、ソ・ゴウク監督は「ここはNPBの球場です。私たちは祝うこともできますが、(シャンパンファイトをせず)この喜びを台湾に持ち帰って、皆様にご迷惑をかけずに祝いたいと思っています」と、その理由を明かしたという。

 現地メディアでは、栓が開けられなかったシャンパンと会場の様子も公開されている。

(Full-Count編集部)

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