ド軍ベテランコンビは「言うべきではなかった」 ヤ軍こき下ろし発言に米記者が不快感
ド軍ケリー、テイラーの発言に、バスター・オルニー記者が苦言
ドジャースは今季、ワールドシリーズでヤンキースを4勝1敗で破り、4年ぶり8度目の世界一に輝いた。一方でワールドシリーズを巡るジョー・ケリー投手、クリス・テイラー外野手の発言が波紋を広げ、米ベテラン記者が苦言を呈した。
ケリーは今月上旬に米ポッドキャスト番組「Baseball Isn’t Boring」に出演した際、ワールドシリーズに言及。36歳右腕は「最初から(ドジャースとヤンキース)ミスマッチだった。プレーオフに入ってからのランク付けをしたら、彼らは8位か9位だったと思う。パドレス、フィリーズ、メッツ、みんな彼らより上。ブレーブスも彼らより上だ。ガーディアンズも上」などと語った。
テイラーはムーキー・ベッツ内野手のポッドキャスト番組に出演し、第5戦でドジャースが5点差を追いついた5回の攻撃について触れた。34歳のユーティリティは「彼らは無理していた。次々に色々なことが起きた。僕らはダグアウトでそうしたことをエネルギーの糧にしていた。僕らは単にボールをインプレーすればいいだけ、そういう感じだった。分かるだろう?(笑)。どこかの段階で(こちら側に)一打が出ると分かっていた」「彼らが(6回に)1点返した後も、誰も心配してなかったと思う」などと述べていた。
こうした発言に苦言を呈したのが、米スポーツ局「ESPN」のバスター・オルニー記者だった。ポッドキャスト番組「Baseball Tonight with Buster Olney」で22日(日本時間23日)、2人の発言を流した上で「フリーマンもオオタニもテオスカー・ヘルナンデスも、ヤンキースの話はしなかった。将来殿堂入りが確実なカーショーもだ。もしドジャースが(ワールドシリーズで)敗れ、(ドジャースの)先発投手が滅多打ちされていたら、ジャッジは彼らを嘲笑しただろうか」と疑問を投げかけた。
さらに「テイラーはワールドシリーズで1打席しか立っていない。ケリーは怪我のためポストシーズンで投げていない。私にはわかる。ヤンキースが勝っていたら、ジャッジはドジャースをひどい扱いにすることはなかった。スタントンもだ。ボルピーもそんなことはありえない。彼ら(ケリーとテイラー)はこんなことを言うべきではない。もっと高いところで、驚異的なワールドシリーズ制覇の喜びに浸るべきではないのだろうか」と力を込めた。60歳のベテラン敏腕記者は厳しく指摘していた。
(Full-Count編集部)