初めて訪れた東京ドーム「米国でも導入すべき」 ド軍コーチが感銘を受けた設備
ドジャース・イーベルコーチ「今まで見たことがない光景だ」
11月に行われた野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」で、ドジャースのディノ・イーベル三塁コーチは米国代表コーチとして参戦していた。上位4チームによるスーパーラウンドに進み、初めて来日した同コーチは東京ドームの野球設備に興味津々だった。
「あれはなんですか?」
米国代表の打撃練習中、イーベルコーチが指差したのは中堅フェンス方向。高さ4メートルのフェンスには防球ネットがかけられていた。関係者が投手陣が主に体幹トレーニングを行ったりすることを説明すると、妙に納得がいったようだった。
「(外野フェンスに)ネットが設置されているのは、今までに見たことがない光景でした。投手が基礎練習、俊敏性を高めたり、ストレッチができるんだから、いいアイデアだね。気に入ったよ。だから米国でも導入するべきかもね」
イーベルコーチが所属するドジャースは来年3月に東京ドームで行われるカブスとの開幕2連戦に臨む。人工芝については「天然芝と比べて(打球が)速いわけではないけど、いい跳ね返りをする。ベースの周りは土になっているのはいいね。好きな(タイプの)野球場だよ」と笑顔。
「ツインズの旧本拠地メトロドームとよく似ているね。レイズの本拠地にも少し似ている。ファンとの距離感が近いから気に入っているよ」とも語った。来季の開幕ダッシュへ向けて、いい情報収集の場にもなったようだ。