新庄監督も称賛、日ハム24歳に「何回助けられたか」 躍進支えた逸材は「今年一番成長」
過去2年は0本塁打も…今季は7HR、守備でも躍動
2年連続最下位から今季は2位と躍進した日本ハム。若手が躍動する中、遊撃手の定位置を掴んだのが水野達稀内野手だ。「ショートってマジで大事だと痛感した一年」「水野がいてくれる安心感」と、ファンも改めて24歳の逸材を称賛している。
水野は丸亀城西高、JR四国を経て2021年ドラフト3位で入団。今季は前半戦から存在感を示し、球宴ファン投票の遊撃手部門でトップに輝いた。しかし6月21日に「右足関節外側靭帯損傷」を負い、無念の辞退。それでも8月6日に1軍復帰し、ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦では2-2で迎えた同点の7回に決勝打を放つ活躍を見せた。
最終的に105試合出場で打率.220、7本塁打、37打点、OPS.606の成績だったが、2022年が21試合で打率.122、2021年が31試合で打率.161、通算0発だったことを考えれば、大きな飛躍。新庄剛志監督も「水野君も守備はかなりよくなって、あとは打率とか打点とか盗塁とか、ちょっと何かのキッカケで掴めばスターになれる選手ですから」と期待を寄せている。
「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeが水野の好プレーをまとめた動画を投稿すると、「年齢的にもいつか水野がゴールデングラブやベストナインをとる未来期待してる!」「今年一番成長した選手じゃないかな?」「見ていて惚れ惚れする守備の上手さ」「応援していてマジで何回この守備に助けられたか」「2位は前半の水野の打撃とシーズン通してこの守備があったおかげ」「水野達稀という名の芸術作品」などと、“感謝”と賛辞が送られている。