「キム・ハソンじゃないなんて…」 ジ軍の273億円大物獲得に韓国嘆き「意外だ」
6日にはチャップマンが遊撃へ一時転向する案も報道された
ブルワーズからFAとなったウィリー・アダメス内野手がジャイアンツと合意したと7日(日本時間8日)、複数の米メディアが伝えた。米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者によれば7年1億8200万ドル(約272億9600万円)で、球団FA史上最高額になったという。大物遊撃手の移籍に、韓国からは「キム・ハソンじゃないなんて……」と嘆きと驚きが広がっている。
韓国メディア「OSEN」は8日、「キム・ハソンじゃないなんて……ジャイアンツは“ショート最大の目玉”アダメスを獲得」と題した記事を寄稿した。同メディアは「遊撃手の補強のために、ジャイアンツは金河成(キム・ハソン)を最も望んでいた。しかし、球団の選択はキムではなかった」と言及した。
29歳のアダメスは今季161試合に全て遊撃手として出場。好守に加え、打撃でも32本塁打、ドジャース・大谷翔平投手に次ぐリーグ2位の112打点、21盗塁とキャリアイヤーを残した。それでも、「OSEN」は「アダメスの移籍先がサンフランシスコなのは意外だ」と驚きを見せた。いわく、「ジャイアンツはショートの補強が急務で、最も接触していたのがキムだった。昨オフのトレード市場でもキムの名前が報道され、キム自身もジャイアンツ移籍を望んでいた」という。
さらに5日(日本時間6日)には、米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が関係者筋の情報として、ジャイアンツがキムと契約を結んだ場合、大型三塁手のマット・チャップマンの提案で自身がショートに一時転向する意向との報道もされた。キムは右肩手術の影響で開幕からプレーすることは困難とされており、チームの顔である32歳主砲が復帰まで別のポジションを守るとまで申し出たという。それだけに、“既定路線”とされた移籍先が一つ消え、韓国でも衝撃を受けたようだ。
(Full-Count編集部)