韓国球界で蔓延する“事件” 過去には大スターも…地元メディア苦言「安易な考え」
LGのキム・ユミンが飲酒運転で摘発…KBOから1年間の失格処分が下された
韓国プロ野球(KBO)のLGツインズに所属するキム・ユミン内野手が、飲酒運転で警察に摘発された。これを受け、KBOはキムに1年間の失格処分を下した。KBO選手の飲酒運転が相次いでおり、韓国メディア「MYDAILY」は根絶するためには、より強力な処罰が必要と厳しい論調で伝えた。
同メディアによると、キムは17日午後11時30分頃に飲酒運転で警察に摘発された。球団は直ちにKBOに報告。1年間の失格処分が下された。LGでは7月にはチェ・スンジュンコーチが飲酒運転し、測定を拒否したため現行犯逮捕。契約解除となった。9月には新人のイ・サンヨン投手が飲酒運転で摘発された。
キムは事故こそ起こさなかったが、血中アルコール濃度は免許取消水準だったという。LGは「衝撃的で恥ずかしい」「再発防止のための強力な措置を講じるようにする」などと謝罪の声明を発表した。
飲酒運転はLGだけにとどまらない。ロッテ・ジャイアンツのキム・ドギュ投手が11月に飲酒運転で摘発され、70試合の出場停止処分を受けた。かつて、元パイレーツのカン・ジョンホ(姜正浩)内野手は飲酒運転で3度逮捕され、プレー機会が絶たれた。
記事は「私はやらないだろうという安易な考えがあるのだ。球団は選手の私生活まで管理できていない状況だ」「2022年、KBOは飲酒運転に対する懲戒を強化した。それでもKBOによる処分期間が過ぎれば選手生活を続けられるという一言があるためか、絶えず発生しているのだ」などと指摘している。
(Full-Count編集部)