巨人・大竹が“竜キラー“ぶり発揮 7回無失点の快投で約3か月半ぶり2勝目
昨季は9勝中6勝が中日戦、巨人は3カードぶり勝ち越し
巨人の大竹寛投手が29日、“竜キラー“ぶりを発揮し、約3か月半ぶりの2勝目(3敗)をつかんだ。
中日戦(東京ドーム)に先発し、内角をえぐるシュートでテンポの良い投球を披露した。初回先頭では大島の三遊間を襲うライナーを三塁・村田がダイビングキャッチするなど好守にも助けられ、6回2死まで無安打投球。7回89球、4奪三振、2安打無失点だった。5月13日の広島戦(東京ドーム)以来の勝ち星をつかんだ。
広島からFAで移籍した昨季は9勝中、6勝(1敗)を中日戦で挙げた。チームは5連敗の後、2連勝。2夜連続の完封勝利で、3カードぶりの勝ち越しとなった。
――久々の大歓声を浴びて。
「とてもうれしいです」
――中日打線を相手に6回途中まで無安打。
「投げている感じも良かったですし、目の前の打者1人1人を打ち取っていこうと思って投げてました」
――得意のシュートも右打者の内角へ投げていた。
「持ち球なのでしっかり投げました」
――打線も初回に2点を先制。6回の阿部の一発は心強かったのでは?
「あの一発に勇気をもらいましたし、気合も入りました」
――6回途中まで無安打。ノーヒットノーランの意識は?
「いえいえ、特に意識はしなかったです」
――6回2死で大島に初安打を許したが、続く亀沢を三振に仕留めた。
「走者を出してからが本当の勝負。絶対に抑えようと思って投げました」
――3か月半ぶりの2勝目。
「なかなかチームに貢献できなくて、申し訳ない気持ち強かったですけど、まだまだ試合はあるので、自分がチームに貢献できるように頑張ります」
――暑い夏のジャイアンツ球場で黙々と練習していた。
「とにかく1日1日を必死に練習しましたし、こうやってドームで勝てることをイメージして練習しました」
――昨秋は右肩を痛め、阪神とのCS最終ステージでの登板はなかった。
「絶対に優勝したいと思ってますし、そのために投げていきたいと思います」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count