巨人・片岡が5年ぶり1試合2発で中日3タテに貢献 「こんな僕でも打てた」
追撃7号&ダメ押し8号、「勝ちにこだわってやっていきたい」
巨人の片岡治大内野手が30日、今季初の2本塁打で谷繁竜に3タテを食らわせた。
中日戦(東京ドーム)に「2番・二塁」でスタメン出場した。5点を先制された直後の3回1死で、右腕・若松から追撃の7号ソロ。1点リードの8回1死では浅尾の高め139キロ直球をバットに乗せ、ダメ押しの8号ソロを左翼席へ打ち込んだ。
122試合目で今季初の1試合2発。西武時代に07年からパ・リーグ4年連続盗塁王に輝いたスピードスターだが、原監督から「小力がある」と評されるパワーでチームを勢いづけた。
試合後、お立ち台に上がった片岡は、自身の活躍をクールに振り返った。
――5点を取られた直後の3回1死で7号ソロ。追撃の一発になった。
「塁に出ることだけ考えてたんですけど、あの本塁打で勢いづくことが出来て良かったです」
――2本目のアーチは1点リードで飛び出した。
「いい投手(浅尾)から打ててうれしいです」
――1試合2本塁打は何年ぶりかを覚えてますか?
「覚えてないですけど、こんな僕でも打てた。うれしいです」
――1試合2発は西武時代の2010年7月21日ソフトバンク戦以来5年ぶりです。
「ありがとうございます!」
――残り21試合。ダンスを見たいファンもいる。
「今日のことは忘れて、また来週から勝ちにこだわってやっていきたいと思います」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count