ド軍、怒涛の707億円補強 佐々木朗希にFA目玉も…可能にした「1621」の異次元戦略
救援市場の目玉だった救援左腕スコットと4年113億円で契約合意
ドジャースがパドレスからFAとなっていたタナー・スコット投手と4年総額7200万ドル(約113億円)で契約合意した。MLB公式サイトなど米複数メディアが19日(日本時間20日)に報じた。佐々木朗希投手が2日前にドジャース入りを発表したばかり。また大型補強を敢行した。
ストーブリーグでも“台風の目”となっている。11月末にサイ・ヤング賞2度の左腕ブレイク・スネルと5年1億8200万ドル(約284億円)で契約。今オフの最重要課題だった先発投手を補強すると、通算167本塁打のマイケル・コンフォート外野手と1年1700万ドル(約27億円)、韓国人キム・ヘソン内野手と3年1250万ドル(約20億円)と次々と新戦力を補強した。
昨季のワールドシリーズ制覇へ貢献したメンバーとは再契約した。テオスカー・ヘルナンデス外野手と3年6600万ドル(約103億円)、救援右腕ブレイク・トライネンとは2年2200万ドル(約34億円)。昨季中に獲得し、内外野を守れるトミー・エドマンとは5年7400万ドル(約116億円)で契約延長した。
“25歳ルール”でマイナー契約となった佐々木朗希投手とは契約金650万ドル(約10億円)。この8選手の補強だけでも総額4億5200万ドル(約707億円)を投入したことになる。今後、球団はレジェンド左腕クレイトン・カーショーとも再契約を結ぶ見込みだ。
昨オフにドジャース入りした大谷翔平投手は10年7億ドル契約のうち6億8000万ドル(約1063億円)が後払いに。ムーキー・ベッツ内野手は1億1500万ドル(約180億円)スネルは6600万ドル(約103億円)、フレディ・フリーマン内野手は5700万ドル(約89億円)ウィル・スミス捕手は5000万ドル(約78億円)、エドマンは2500万ドル(約39億円)、T・ヘルナンデスは2350万ドル(約37億円)、この日合意したスコットも2100万ドル(約33億円)が後払いとなった。
米メディアによると、後払い契約を用いた8選手の合計は10億3750万ドル(約1621億円)に。これが2年連続の異次元補強を可能にしている。
(Full-Count編集部)