ド軍怒涛の補強がもたらす“1-29”の構図 元GMが話すWSの行方「想像がつかない」
レッズ、ナショナルズでGMを務めたボーデン氏が指摘する“格差社会”
今オフに佐々木朗希投手やキム・ヘソン内野手、ブレイク・スネル投手らを獲得し、着実に戦力補強を行ってきたドジャース。MLBネットワークのラジオ番組「シリウスXM」ではレッズ、ナショナルズでGMを務めたジム・ボーデン氏は「7月に31歳になるタナー・スコットをドジャースが獲得できたことは、とても大きなことです」と言及している。
パドレスからフリーエージェント(FA)になっていたスコットがドジャースと4年総額7200万ドル(約112億5000万円)で契約に合意したと19日(日本時間20日)、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が報じている。
ボーデン氏は「重要な局面で起用できる、球威のある投手を(再契約したブレイク・トライネンに続き)獲得できたことはとても大きなことです。なぜなら(守護神は)重要な補強ポイントだったからです」と話している。
さらにボーデン氏は「これで後ろにはインパクトを残せる投手が(トライネンとスコットの)2人になりました。そして、スネルとササキという2人のエースを獲得。ワールドチャンピオンが(連覇に)必要な選手をテオスカー・ヘルナンデス含めて全員連れ戻し、マイケル・コンフォートを獲得したことで外野の層を強化。インパクトを残せる投手を3人も獲得しました。サイ・ヤング賞のスネル、将来のサイ・ヤング賞候補のササキ、そして恐らく球界最高の左腕守護神を獲得したんです」と言葉に熱を込めた。
ドジャースだけでなく、獲得希望球団は他にもいたようで「レッドソックスやレンジャーズも守護神を必要としていましたし、その他大勢のチームも彼を起用することはできたはずです。でも、金持ちがどんどんよくなるのです!」と強調。続けて「ドジャースのワールドシリーズ優勝オッズがどうなっているか、もう想像がつきません。でも(言えるのは)ドジャース対その他29球団になったということです」と話して“29球団ライバル構想”を描いた。
(Full-Count編集部)