イチロー氏の父・宣之さん「欠けているくらいがいい」 満票ならずも…米野球殿堂入りを祝福
イチロー氏の父・鈴木宣之さん「親としては良かったな、の一言です」
マリナーズなどで活躍したイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が21日(日本時間22日)、米殿堂入りを果たした。快挙にイチロー氏の父・鈴木宣之さんも祝福の言葉を送った。
米殿堂入りは、全米野球協会に10年以上所属する記者による投票で決定される。イチロー氏は資格1年目でアジア選手として初めての選出となった。満票選出が期待されたが、1票足りなかった。
宣之さんは満票選出ならなかったことに「1票足らずでしたが、そんな完璧な人間がいるのかと思いますので、欠けているくらいがいい」と述べ、「親としては良かったな、の一言です」と思いを寄せた。
さらに「イチローが野球人としての最高に栄誉のある殿堂入りを、幸運にも有資格初年度で日米同時に達成できたこと、関係者の方々に心から御礼申し上げたい」と感謝。「日本でのプレー期間が短いにも関わらず選んでいただいたこと嬉しく思います。アメリカの殿堂入りについても感謝の念しかありません」と続けた。
今後については「これからも活躍してもらいたい。品格ある野球人とプロ野球のスタートの時に送りました。その言葉をこれからもずっと持ち続けて、指導者として正々堂々とした態度で、品格ある野球人になってもらいたい」と期待を寄せた。
イチロー氏の少年野球時代からやMLB時代までのメモリアルグッズなどを展示しているイチロー展示ルーム(愛知県豊山町)で宣之さんが取材対応。朝早くから多くの報道陣が集まる中、笑顔で息子の快挙を喜んだ。
(Full-Count編集部)