水原一平被告の犯行記録が公開「私は大谷です」 生々しいやり取り、3100万円の送金画策…米報道

水原一平被告【写真:ロイター】
水原一平被告【写真:ロイター】

連邦検事は24日、水原被告の4分近い音声テープを公開

 ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告が、大谷の銀行口座から実際に送金を画策した際の肉声が米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」などで23日(日本時間24日)に公開された。

 同メディアのエバン・ドレリッチ記者とエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者が寄稿。「連邦検事は木曜日(同24日)、ドジャースのスーパースター、ショウヘイ・オオタニからお金をだまし取ったとして起訴された元通訳のイッペイ・ミズハラの4分近い音声テープを開示した」とし、生々しい犯行の様子の一部を綴っている。

 水原被告が銀行口座にアクセスする際、行員から「どなたと話していますか」と問われると、「私はショウヘイ・オオタニです」と返答。20万ドル(約3100万円)を送金しようとする理由を聞かれた際は「カーローン」と答えるやり取りなどが伝えられている。また、受取人との関係性については「彼は私の友人です」とし、今後も送金する可能性についても「うーん、もしかしたら」と答えている。

 水原被告は大谷のオンラインアカウント情報を自分のメールアドレスや電話番号に紐付けることでセキュリティ対策を回避しており、銀行からの二要素認証プロセスもクリアしていたという。

 水原被告は昨年3月、大谷の資金を盗用したとしてドジャースから契約解除に。その後、複数の罪で連邦当局から訴追されていた。司法取引に応じ、6月に行われた有罪答弁では有罪を認めた。判決は当初10月に言い渡される予定だったが、資料の作成が間に合わないなどの理由で12月に延期となっていた。その後も1月23日(同24日)から2月5日(同6日)へ先延ばしとなっている。

【実際の音声】「私はショウヘイ・オオタニです。3100万円を」生々しい水原氏の電話

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