東農大二は選抜出場ならず 監督無念「目標が夏1本に」…競合ひしめく“激戦区”

無念の表情を浮かべる東農大ニ・青木一将監督【写真:宮脇広久】
無念の表情を浮かべる東農大ニ・青木一将監督【写真:宮脇広久】

関東大会準々決勝で横浜と投手戦を演じるも0-2で敗退していた

 3月18日から開幕する第97回選抜高校野球大会の出場32校を決める選考委員会が24日に大阪市内で行われ、昨秋の関東大会ベスト8だった東農大二は落選した。33年ぶり4回目の出場とはならなかった。

 東農大二は昨秋の関東大会で8強入り。準々決勝では、優勝した横浜に0-2で惜敗し、選出は微妙でボーダーライン上と見られていた。関東大会の準々決勝で敗退した4校のうち東農大二だけは、同じ県の健大高崎が準優勝して選抜出場を確実にしていた。その他の候補であった佐野日大の栃木、つくば秀英の茨城、山梨学院の山梨には4強入りした高校がなく、東農大二は地域バランス上、可能性が高くないという見方もあった。

 プロも注目する最速143キロ右腕のエース・山田琉聖投手は、横浜との関東大会準々決勝で、最速151キロを誇る1年生右腕・織田翔希投手と迫力満点の投げ合いを演じた。しかし、両チーム無得点で迎えた6回2死一、二塁で先制2点二塁打を浴び、7回7奪三振2失点の快投も報われず敗れ、甲子園が遠のく結果となった。落選に、青木一将監督は「ある意味、目標が夏1本定まった。夏に向けて勝負してまいりたい」と気持ちを切り替えた。最後の夏にリベンジを期す。

【実際の様子】練習中に監督から落選の知らせを受けた東農大二ナイン

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