イチロー大記録の同時達成なるか 2つの日本記録と日米通算2000得点に王手
王貞治氏が持つ日本記録の通算5290出塁にあと「1」
マーリンズのイチロー外野手が30日(日本時間31日)の敵地ナショナルズ戦で4打数1安打1得点で出塁数の日本記録と日米通算2000得点の金字塔に王手をかけた。これにより、31日(日本時間9月1日午前8時10分)の敵地ブレーブス戦では大記録の同時達成の可能性が浮上している。
イチローは初回無死一塁の場面で、相手先発ストラスバーグからライト線に二塁打を放った。これで二、三塁とチャンスを広げ、ボーアの3ランで生還した。
41歳のレジェンドはこれで日米通算5289出塁(4203安打976四球110死球)に到達。王貞治氏が保持する日本記録の通算5290出塁(2786安打2390四球114死球)にあと「1」とした。さらに日米通算で日米通算1999得点とし、節目の2000得点にも「1」となった。
イチローは今年4月に王氏の持つ1967得点の日本記録を更新して以降、日米通算安打でメジャー歴代2位のタイ・カッブ氏(通算4191安打)を抜き、メジャー通算1万打席にも到達。ほかにもメジャー500盗塁まで「2」、日米通算700盗塁まで「3」、日本記録の115三塁打まで「1」となり、22年連続100安打の日本記録、残り75本となっているメジャー通算3000本安打への到達も期待されている。
メジャー15年目、オリックス時代からはプロ24年目のシーズンを迎えている41歳は数々の金字塔が目前に迫っている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count