古巣にも居場所ない元HR王 246億円拒否→関係“最悪”…米指摘「双方にとって間違い」

メッツからFAになっているピート・アロンソ【写真:Getty Images】
メッツからFAになっているピート・アロンソ【写真:Getty Images】

メッツからFAとなったアロンソの去就が未定となっている

 メッツからFAとなったピート・アロンソ内野手の去就が決まっていない。スコット・ボラス代理人による“高望み”が原因とも言われ、再契約の可能性も示唆されているが……。米メデイアは「再契約するのは、双方にとって間違いだろう」と指摘した。

 ニューヨークの地元スポーツラジオ局「WFAN」のメッツファン向け番組で、ホストを務めるサル・リカータ氏が再契約に否定的な意見を示した。米メディア「Audacy」によるとリカータ氏は「メッツと、メッツ生え抜きの強打者であるアロンソが契約合意に至ることは、もはや双方にとって有益ではないと考えている」と言及した。

 メッツは2023年に7年1億5800万ドル(約246億円)の大型契約を提示したが、アロンソ側が拒否した経緯がある。今オフは高すぎる要求を敬遠してか、他球団が他の選手を相次いで補強。一塁の補強が済んでいるチームが多く、再契約が濃厚という見方もあった。

 しかし、スティーブ・コーエンオーナーが公の場で難航していることをぶっちゃけるなど交渉はうまく進んでおらず、さらに昨季は打率.240、34本塁打、OPS.788はキャリアワースト。同氏は「ロとして唯一所属してきたチームとの関係は、すでに修復不可能なほど損なわれているかもしれない」と指摘した。

「メッツは彼を欲しがっているかもしれないが、本当に欲しいわけではない」「彼は戻りたいと思っているかもしれないが、本当に戻りたいわけではない」とリカータ氏は分析。「彼には他に選択肢がなかった……そして、現時点ではメッツにも他に選択肢はない」。妥協点は見つかるのだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY