清宮幸太郎の痛烈二塁打を珍しく絶賛も…新庄監督やっぱり“カツ”「HR打てって」

紅白戦に出場した日本ハム・清宮幸太郎【写真:町田利衣】
紅白戦に出場した日本ハム・清宮幸太郎【写真:町田利衣】

6回2死三塁から右中間への適時二塁打…新庄監督「素晴らしかったです」

 日本ハムの清宮幸太郎内野手が9日、沖縄・名護で行われた紅白戦に紅組の「3番・三塁」で先発出場し、6回に決勝の適時二塁打を放った。右中間へ運んだ鋭い当たりに、新庄監督も珍しく「素晴らしかったです」と絶賛。しかし直後に「けど、ホームラン打てと」とお馴染みの“カツ”を入れた。

 今季初実戦だった8日の紅白戦では中前へ詰まった当たりが二塁打となり“初安打”。この日は第2打席に左犠飛を放ち、6回2死三塁で迎えた第3打席、外寄りの球に華麗にバットを合わせ、痛烈な打球が右中間を破った。

 新庄監督は「普通は左中間に持っていきたくなるコースを、しっかり右肩を開かずバットに乗せて右中間に打ったというのは、あまり彼以外できないかな」と天才的な技術にうなった。

 しかし、常日頃から清宮には辛口を連発しなかなか褒めることはない指揮官だけに、これだけでは終わらなかった。「けど、ホームラン打てと。ハハハ。あのコースでも。それくらいの打者にはなってもらいたいですね。センターバックスクリーンに」。これを伝え聞いた清宮は「なるほど、たしかに(笑)。そうですね。入れたいですね」と思いを受け取った。

 キャンプはまだ序盤ながら、「しっかりボール見えているんでしょうね」と新庄監督もうなる順調ぶり。昨年はキャンプイン直前に左足首を負傷して長期離脱となり出遅れたが、今季は元気でいることが何よりも好調の証だ。プロ8年目の表情は明るかった。

(町田利衣 / Rie Machida)

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