ダルビッシュ「敵は強い方がいい」　スネル、朗希ら大補強も…打倒ド軍に闘志

3回目のブルペン「出力もだいぶ上がってきた」

　パドレスのダルビッシュ有投手が13日（日本時間14日）、米アリゾナ州ピオリアの球団施設でブルペンに入り、32球を投じた。練習後には取材に応じ「敵は強い方がいいですから」と大補強に成功させたドジャースに言及した。

　ダルビッシュはキャンプ2日目のこの日、捕手が立った状態で6球を投じた後、座った状態でカーブ、スプリットを交えて計32球を投げ込んだ。この日はオフ3回目のブルペン。「出力もだいぶ上がってきましたし、球速もそこそこ出ていたのでそこは良かったかなと思います」と納得の表情だった。

　今オフ、同地区のドジャースはブレイク・スネル、佐々木朗希両投手を筆頭に大型補強を相次いで成功させた。対するパドレスは佐々木争奪戦に敗れていたが、「強いチームにいたらそれはそれですごくいいですが、自分たちは強いですけど、向こうほど補強はできていない。そう思う方がモチベーションもあると思うので。そういうマインドで行きたい」と語った。

　昨季はドジャースを相手にレギュラーシーズンで勝ち越し、地区シリーズでも2勝1敗で王手をかけたが、2連敗を喫し敗戦。今季も目標の世界一には避けて通れない存在となっている。ダルビッシュは「敵は強い方がいいですから。自分たちとしても目標にして去年もいい感じで対戦できていたので今年も同じような感じで対戦できたらと思います」と意気込んだ。

　チームはキャンプ直前にニック・ピベッタ投手、ジェイソン・ヘイワード外野手らを補強。「いいピッチャーと外野手を補強しましたので。しっかり形になってきたので、元々いるメンバー素晴らしいですから、しっかりみんなで頑張ればと思います」と前を向いた。

（Full-Count編集部）