ホークス柳田、延長12回に値千金V弾で熱戦に終止符 「良い感触だった」
柳田は救援陣に感謝「今日は本当に中継ぎの方ががんばってくれた」
ソフトバンクの柳田悠岐外野手が2日、所沢で行われた西武戦で延長12回にレフトスタンドへ勝ち越しとなる29号ソロを叩き込んだ。チームは5-4で死闘を制し、柳田は敵地のヒーローインタビューに登場。5時間を超える熱戦を見守ったファンに勝利を報告した。
「良い感触だったので入るかなと思いました。甘い球をしっかり振ろうと決めていたので良い結果につながってよかった」
4-4の延長12回、先頭で打席を迎えた柳田は、カウント1-2からの4球目、西武7番手の右腕・田中の甘いストレートをフルスイング。高く舞い上がった打球はレフトスタンドに突き刺さり、値千金の勝ち越し29号ソロとなった。
これで大台の30号にあと1本と迫るも「勝つことだけ考えてやっているので、明日からもがんばりたい」と淡々と答えた柳田。「今日は本当に中継ぎの方ががんばってくれたので本当に感謝したい」と、6回以降5人で西武打線を1失点に抑えた中継ぎ陣を称えた。
チームは柳田の一発で勝利し、マジックを「16」、貯金を今季最多タイの「39」に。トリプルスリー(3割・30本・30盗塁)も期待される主砲は「一つ一つ勝てるようにがんばっていきますので、今日もこんな遅い時間まで応援してくださりありがたいですし、明日もがんばります!」と23時を過ぎてなお球場に残るファンに感謝しながらも、その表情に疲労の色をにじませていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count