中日・絶対的守護神の“穴埋め”は「数年苦戦してきた投手」 球界OBが「意外」な提言

通算303試合で166S、防御率1.71のライデル・マルティネスが巨人に移籍
前DeNA監督のアレックス・ラミレス氏が、自身のYouTubeチャンネル「ラミちゃんねる」で前中日打撃コーチの和田一浩氏と対談した。中日は絶対的守護神だったライデル・マルティネス投手が巨人に移籍。大きな穴を埋めるべき選手について“提言”した。
NPB通算303試合で防御率1.71、166セーブを誇る右腕が中日を去った。和田氏は「すごく痛手ですけど、そこに次の競争があると思う。清水が入るのか松山が入るのか、新しい選手が入ってくるのか。いい選手が抜けても活性化される、それがプロ野球」とチームの底上げを期待した。
2016~2020年までDeNAの監督を務めたラミレス氏は「新しい中日ドラゴンズだから新しいクローザーを確立させるだろう。もしかしたら先発から抜擢するかもしれない。先発で長いイニングを投げている状態から1イニングだけなら意外といい投球をするかもしれない」と予想する。
理由として本拠地・バンテリンドームを挙げ「(新加入選手が)高いマウンドにいきなり慣れるのは難しいから、先発でここ数年苦戦してきた投手が意外と効果的なクローザーになるかもしれない。外から絶対的なクローザーを獲得しない限りはね」と説明した。
さらに「ドラゴンズはバンテリンドームで防御率もベストだし、選手はバンテリンドームのマウンドに慣れているから先発からであれば1イニングは全く問題がないはずだ。チームは全く新しくなるので先発陣から1人抜擢してクローザーにするのは面白いかもしれないね」。これには和田氏も「面白いですねえ」とうなった。