鼻骨折、左肩脱臼…東京Dで起きた悲劇 11年経っても残る後遺症「曲がったまま」

試合中に交錯する阪神時代の西岡剛氏(左)と福留孝介氏【写真提供:産経新聞社】
試合中に交錯する阪神時代の西岡剛氏(左)と福留孝介氏【写真提供:産経新聞社】

高橋尚成氏のYouTubeチャンネルに西岡剛氏が出演

 ロッテ、阪神などで活躍した西岡剛氏が、元巨人の高橋尚成氏のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」に出演。阪神時代に左肩脱臼などの大怪我を負った際の奇跡のエピソードを明かしている。

 2014年3月30日。開幕3戦目となった巨人戦(東京ドーム)の2回の守備で“事故”は起きた。二塁を守っていた西岡氏は、二塁後方への飛球を追って右翼・福留孝介氏と激突。球場内に入ってきた救急車に乗せられ、緊急搬送された。

 鼻骨骨折と左肩鎖関節脱臼、胸部打撲と脳震とうの重傷。救急車が入ってくるまでは意識はなかったが「めっちゃ気持ちよかった。天国にいるみたいな感じ。雲の上でフワフワしている感じだった」という。その時に無事を祈るファンから「西岡コール」が起こると、脱臼してる左腕を上げて声援に応えた。

 病院に着いてからは「肩は全く動かなかった」という西岡氏。後に映像で左腕を上げているシーンを確認し「上がるはずないのに上がったんですよ。ファンの力って凄いんだと思った」と驚き交じりに回顧した。

 鼻骨骨折は早めの治療を勧められたが、“強引”な治療法を聞いて絶句したという。「全身痛い中、鼻ってイメージしただけで無理。『曲がったままでいいです』って治療せずに、いまだに曲がったままなんです」と衝撃の告白。「曲がったままなんで(片方が)よく詰まるんです」と顔をしかめていた。

【実際の映像】救急搬送中に起きた奇跡…激突プレーで起きた出来事を振り返る西岡氏と高橋氏

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