巨人退団から3年…NPB最速166キロ右腕が全休 マイナー契約で各地転々も、厳しい現実

ダイヤモンドバックスのチアゴ・ビエイラ【写真:Getty Images】
ダイヤモンドバックスのチアゴ・ビエイラ【写真:Getty Images】

昨季は3球団でプレーし、自己最多28試合に登板

 球春到来とともに、シーズン終了が決まった。ダイヤモンドバックスのチアゴ・ビエイラ投手が27日(日本時間28日)、トミー・ジョン手術を受けることになったとMLB.comのマーク・フェインサンド記者が報じている。

 ブラジル出身のビエイラは2019年オフに巨人と契約。2021年にはNPB史上最速となる166キロを計測するなど、56試合に登板し、0勝3敗1ホールド、19セーブ、防御率2.93をマークした。NPB通算3年間で92試合に投げ、0勝6敗19セーブ3ホールド、防御率3.61を記録。2022年オフに巨人を退団し、ブルワーズとマイナー契約を結んだ。

 2023年に4年ぶりのメジャー復帰を果たし、その後はオリオールズ、ダイヤモンドバックスの3球団でプレー。昨季は計3度のDFA(事実上の戦力外)となったが、自己最多の28試合に登板し、0勝1敗1セーブ、防御率5.21をマークした。今春はキャンプ招待選手として汗を流していたが、右肘の違和感を訴え、手術を受けることが決まった。

 ベテランの域に入る32歳のシーズンが全休となる見込みで、復帰しても再びメジャーから声がかかるかは不透明。“日本最速”右腕の今後はどうなるだろうか。

(Full-Count編集部)

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