【U-18野球W杯】日本が韓国に圧勝で決勝進出 12得点で7回コールド、上野10K&打線爆発

2回に5得点&5回に6得点で無傷の7連勝、清宮にも久々の快音

 高校日本代表は4日、第27回U-18(18歳以下)ワールドカップのスーパーラウンド第2戦(甲子園)で韓国と対戦し、12-0の7回コールドで快勝。初戦から無傷の7連勝で決勝進出を決めた。先発の上野が7回無失点10奪三振と好投。打線も韓国の投手陣を打ち崩し、12点を奪った。不振の清宮も久々のヒットを放ち、マルチ安打をマークした。

 日本の先頭・上野は初回、3者凡退と上々の立ち上がりを見せる。

 一方、日本は杉崎が一ゴロ、津田が二ゴロ、勝俣は二ゴロとこちらも3者凡退。ただ、上野も2回は1死から四球で走者を出しながら、落ち着いて後続を断ち、無失点に抑えた。

 2回、日本は先頭の4番・清宮が二ゴロに倒れる。しかし、続く平沢が四球を選ぶと、オコエがセンター前ヒットで続く。続く伊藤の打席で、平沢が相手の暴投を逃さず三塁に進塁。その後、オコエは牽制で刺されたものの、伊藤がライトへのタイムリースリーベースを放ち、先制に成功した。

 続く篠原は右中間を破るタイムリーツーベース。堀内が四球を選んだところで韓国はピッチャーを代えたが、杉崎はセカンド後方にポトリと落ちるタイムリーを放ち、3点目を加えた。さらに、津田も左中間を破るタイムリーツーベース。一挙5点を奪った。

 上野は3回、無死一、二塁とされるが、後続にはヒットを許さない。ここまで6奪三振と好投が続く。

 5回には無死一、二塁とチャンスを作り、清宮が打席へ。不振の4番打者は、相手エース右腕・崔忠然の直球をライナーでセンター前に運んだ。中堅手が打球をこぼす間に津田が生還。6点目を加えた。

 その後、篠原の押し出し死球、堀内もタイムリー、相手のボークなどでこの回も一挙6得点。11-0とした。

 さらに、7回には清宮に2本目のヒットとなる内野安打が飛び出し、続く平沢にもタイムリーが出て12-0とした。

 先発上野も6回まで7奪三振無失点の快投。7回も三者三振で無失点に抑え、日本がコールド勝ち。ライバル韓国も圧倒し、初戦から無傷の7連勝で決勝進出を決めた。6日の決勝では初の世界一をかけて、米国と対戦する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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