日本の街は「とてもクール」 来日したMLB134発男…懐かしんだ巨人の盟友「いい奴だった」

オランダ代表のディディ・グレゴリアス【写真:小林靖】
オランダ代表のディディ・グレゴリアス【写真:小林靖】

“ジーターの後継者”グレゴリアスがオランダ代表として来日

 ヤンキースの遊撃手として活躍したディディ・グレゴリアス内野手が、京セラドームで2日間行われた「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ」にオランダ代表として来日した。ヤンキース時代には“ジーターの後継者”と呼ばれ、日本を代表する投手と名門の看板を背負ってプレー。当時を振り返り「とてもいい奴だったよ」と懐かしんだ。

 グレゴリアスは2015年にヤンキースへトレードで移籍し、前年に引退したデレク・ジーターに代わって名門のショートを担った。フィリーズなどを経て、昨年はメキシカンリーグでプレーしていた。

 ヤンキース時代には1歳年上の田中将大投手(現巨人)とチームメートで、現在も連絡を取り合うなど親しい間柄だ。「一緒にいていい奴だと思ったよ。冗談を言うし、面白い。何人かの(チームメートに)日本語を教えていたよ。素晴らしいチームメートだった」と明かす。

 ヤンキースでは2016年から3年連続で20本塁打を放ち、2014年から渡米した田中と活躍した時期が重なる。「(タナカは)今はトウキョウにいるようだね。彼と一緒にプレーできて楽しかった。今でも彼と連絡を取り合っているよ」と友人を思い出し声を弾ませた。

 2017年のWBCでも来日したグレゴリアスは写真が趣味で、今回の来日でも大阪の街をカメラに収めた。「日本はとても発展した街だね。ナイスだよ。建物とかクールなものが色々ある。だから、ここに来たら色々な所を歩き回って写真を撮っているんだ」。今回のオランダ代表で一番ともいえる“大物”は、日本を楽しんでいるようだ。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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