ソフトバンク連覇に向け黄色信号!? 過去10年のチーム防御率を振り返る

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

サファテ、岩嵜を欠き、先発陣もピリッとせず

 「もう1頂!」をチームスローガンに掲げ、リーグ連覇、2年連続の日本一を目指すソフトバンクだが、8月4日終了時点で45勝46敗1分の4位。首位・西武とは9.5ゲーム差と連覇が難しい状況になっている。

 チーム防御率4.28とかなり不安定な投手陣が、思うように白星を伸ばせられない原因のひとつだ。開幕直後からセットアッパー・岩嵜翔、守護神・サファテと、昨季のリーグ制覇を支えた屋台骨を欠き、森唯斗、モイネロ、嘉弥真新也、加治屋蓮らの負担がかなり大きくなった。

 岩嵜、サファテが不在の中、先発陣に奮起を期待したいところだが、先発の一角に期待されたバンデンハーク、武田翔太が不振、東浜巨も故障で離脱し、千賀滉大もピリッとしない。

 開幕前に計算していた軸となる投手陣の故障や不振で、理想のピッチングスタッフを形成できていないことが、チーム防御率4.28という数字につながっている。

10年前もリリーフ陣が不安定、30登板以上で2点台の投手なし

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