西武、ハムに大きな勝ち越し 辻監督は中村を絶賛「勇気の出るホームラン」

西武・辻監督【写真:荒川祐史】
西武・辻監督【写真:荒川祐史】

ハムとのゲーム差は3.5に、5回で榎田を代えた継投もピシャリ

■西武 7-4 日本ハム(5日・メットライフ)

 パ・リーグ首位に立つ西武は5日、1勝1敗で迎えた2位・日本ハムとの首位攻防第3ラウンドに7-4で勝利した。1-4で迎えた2回、復調した7番・中村が2試合連続となる14号3ランを放ち同点に追いつくと、5回には、6番・外崎も14号3ランを放ち、勝ち越しに成功。6回から継投に入った投手陣が毎回ランナーを出しながらも要所を締め、日本ハムとのゲーム差を再び3.5に広げた。

 辻監督が「サンペイだよ。あの3ランだよ」と振り返ったのが、中村剛也の同点3ラン。昨夜も完敗ムードを一変させた本塁打を放った中村に賛辞を送っていた指揮官が、この日も「試合の流れからいって、2回表に4点とられた直後の同点弾。勇気の出るホームランだったね」と絶賛した。

 そして、「何かをやってくれる」と辻監督が評価する外崎の14号「アップルパンチ」3ランが飛び出し、5回裏に勝ち越しに成功した西武。ここから指揮官は勝負に出る。先発・榎田の同点に追いついた後の投球に「最初はイマイチだったけど3回以降いい感じになってはいた」と手応えを感じていたが、「球数も多かったことと、打順の巡りあわせも考えて『ここまできたら勝ちたい』と思って」と6回から継投に入った。

 打撃好調の4番・中田から始まる6回表のマウンドを任されたのは、苦しい時期を越え、這い上がってきた平井。「一番大事なところで平井かなと。彼も調子が良くなってきているので。あの場面は中軸を抑えることが一番大事」という指揮官の信頼を背負ってマウンドに登った右腕は、その思いに応えるように中田、レアードを連続三振に斬って取った。

デストラーデ氏が来場「球場を盛り上げてくれた」

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