鷹リチャードがサヨナラ打、楽天はタイブレークの接戦を制する 8日のパ主催2軍

広島戦でサヨナラの適時打を放ったソフトバンクのリチャード【画像:パーソル パ・リーグTV】
広島戦でサヨナラの適時打を放ったソフトバンクのリチャード【画像:パーソル パ・リーグTV】

ソフトバンク先発の坂東は6回78球を投げ9安打2失点3奪三振

 8日、パ・リーグ球団主催のファーム公式戦は2試合が行われた。ソフトバンクはタマホームスタジアム筑後で行われたウエスタン・リーグ、広島戦に5-4で勝利した。先発の板東湧梧投手は初回、2回に走者を出しながらも、打たせて取る投球で得点は与えない。しかし3回2死三塁から上本崇司内野手に適時打を浴び、試合は振り出しに。さらに5回2死二、三塁から渡邉悠斗内野手の適時打で1点を失う。6回は無失点に抑え、6回78球9安打1四球3奪三振2失点でマウンドを降りた。

 打線は2回、石塚綜一郎捕手が四球で出塁すると、無死二塁から井上朋也内野手の適時打で1点を先制する。1点を追う6回は井上が三塁打で出塁し、牧原巧汰捕手のゴロの間に生還。さらに7回には笹川吉康外野手の二塁打、山本恵大外野手の適時二塁打でスコアは3-2に。

 7回からは宮崎颯投手、岩崎峻典投手がそれぞれ1イニングを無失点でつなぐも、9回に木村光投手が二塁打を許し、自身の悪送球の間に走者が生還。なおも1死一、三塁から、前川誠太内野手の犠飛で勝ち越しを許し、勝負は9回へ。2死一塁から山本の適時三塁打で同点に追い付くと、続くリチャード内野手がサヨナラの適時打を放った。山本が2安打2打点、井上が2安打1打点の活躍。計9安打5得点で接戦を制した。

楽天先発の瀧中は8回110球を投げ7安打2失点1奪三振

 楽天は森林どりスタジアム泉で行われたイースタン・リーグ、オイシックス戦に4-3で勝利した。初回、中島大輔外野手の2号ソロで先制。先発の瀧中瞭太投手は初回から連打を浴びながらも、後続を打ち取って無失点。2回は3者凡退に抑えたが、3回1死一、三塁から、高山俊外野手の適時打で1点を失う。4回からは4イニング連続で無失点に抑えるも、8回1死三塁から自身の暴投の間に三塁走者が生還し、勝ち越しを許す。しかしそれ以上の得点は与えず、8回110球7安打無四死球1奪三振2失点でマウンドを降りた。

 9回はターリー投手が無失点でつなぎ、直後の攻撃では先頭の吉野創士外野手の二塁打、入江大樹内野手の安打で1死一、三塁の好機を演出。続く辰見鴻之介内野手にカウント1−0から適時打が生まれ、同点に追い付く。さらに岡島豪郎外野手が四球で出塁し、2死満塁とするも、水上桂捕手が左飛に倒れ、試合はタイブレークへ。

 10回に中込陽翔投手が1死三塁から犠飛で1点を失うも、直後に中島の適時三塁打で同点に。なおも1死三塁から、吉野の犠飛で走者が生還し、4-3で試合は終了した。勝利した楽天は、中島が一発含む2安打2打点、吉野が2安打1打点の活躍でシーソーゲームを制した。

(「パ・リーグ インサイト」薗田陽和)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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