西武・多和田、今季4戦4勝オリックス戦で7日先発「いい投球ができるよう」
今季オリックス戦は4戦4勝と相性抜群
■オリックス – 西武(7日・京セラD)
ホーム6連戦を4勝2敗と勝ち越し、首位をキープした西武は7日から、オリックス&楽天とのビジター6連戦を迎える。
まずは京セラドームでのオリックス3連戦。先陣を切るのはチームの勝ち頭・多和田真三郎だ。前日6日に西武第二球場で行われた投手練習に参加した右腕は、照りつける太陽の下、しっかり汗を流した。
今季の投球フォームについて「足を上げて投げるのは割と安定してきているので」という多和田は、より完璧な投球を目指すべく、この日のブルペンでは全てクイックで投球。「結構いい感じです」と好感触を得ていた。
ここ2試合は、暑さが堪えるメットライフドームでの登板だった。決して好条件とは言えない中でも、2試合連続完投勝利と好結果。7日オリックス戦は、3試合ぶりとなる「密閉型ドーム球場」での登板で「暑さ的にはいい」と話す。だが、気になる点もある。「マウンドがちょっと高い。角度があることで、いい悪いは特にはないですが、そこだけ意識して投げたい」と注意点を心に留めた。
しかし、今季のオリックス戦はここまで4戦4勝(2完投)と相性はいい。だが、今季対戦11打数3安打の西野真弘には印象が悪いようで、「西野に打たれているイメージがあるので、そこを意識せずに投げられたら」と“警戒”。同時に「あとは、もちろん中軸。その前にランナーを出さないようにしたい。そうすれば(中軸と)思いっきり勝負できる」と、好相性のオリックス打線だが、気の緩みを見せるつもりは毛頭ない。
今後の先発は、8日に今季1軍初登板となる高橋光成、9日に先日2勝目を挙げた今井達也と、若い2投手が予想されている。あとに続く後輩には「光成も経験があるし、今井も結果を出している」と全幅の信頼を置く。まずは「自分がいいピッチングができるよう、それだけに集中していきたい」。自らの役割を果たすべく敵地へ向かった。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)