巨人・吉川尚輝が大仕事！　8回に勝ち越された直後…劇的すぎる3ラン、今季1号に騒然

中日戦の8回…齋藤綱記のスライダーから今季1号

■巨人 4ー2 中日（16日・東京ドーム）

　巨人・吉川尚輝が16日、東京ドームで行われた中日戦の8回に勝ち越しの3ランを放った。今季1号が土壇場で飛び出し、場内は割れんばかりの歓声に包まれた。

　巨人は増田陸内野手のソロで4回に先制するも、6回に赤星優志投手が上林誠知外野手に同点ソロを被弾。さらに8回には大勢が上林に2打席連発を許し、勢いは中日に流れた。

　しかし直後の攻撃、1死からマルテを攻め立て2死一、二塁で吉川に打席が回った。代わったばかりの齋藤綱記投手の初球、内角高めに浮いたスライダーを振り抜くと、打球は巨人ファンが待つ右翼席の最前列へ飛び込んだ。

　吉川は入った瞬間に右手を掲げてガッツポーズ。阿部慎之助監督も拍手を送り、ダイヤモンドを一周した。開幕からなかなか本塁打がでなかったが、負ければ5連敗となるチームを救う見事な一発をかけた。