注目のオープン戦を前にヤンキース監督がマー君の気負いを心配!?
ジラルディ監督が危惧する感情面
ヤンキースのジョー・ジラルディ監督が1日午後1時5分(日本時間2日午前3時5分)開始のフィリーズとのオープン戦でメジャー初登板予定の田中将大投手に、リラックスの心得を説いた。地元紙ニューヨーク・デイリーニュースが報じている。
ジラルディ監督はラリー・ロスチャイルド投手コーチと協議し、フィリーズ戦でCCサバシア、黒田博樹、田中の先発三本柱を起用する方針を公表している。田中の出番は5回からとなりそうだが、注目のデビュー戦を迎える新エースに指揮官はこう語っている。
「最初のピッチングで彼がどう振る舞うのかが興味深い。感情面で冷静を保つことができればいいと思っている。心配していることは入れ込みすぎることだ。選手は自らの契約(の大きさ)を実証しようとすることがある。日本から来た選手は国のために投げるような、大きなプライドを持っているが、それが少し力みになることがある」
指揮官が危惧するのは、マー君が気負いすぎること。メジャー史上5位の7年1億5500万ドルという破格の条件や日本球界を背負わんとする責任感が、そのピッチングに影響を及ぼすことを心配しているようだ。果たして、注目のオープン戦初登板でマー君はしっかりと平常心を保ち、いつも通りのピッチングができるか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count