山本由伸がサイ・ヤング賞争い、模擬投票で1位 MLB公式サイト「真のエース」…圧倒的22/37

ドジャース・山本由伸【写真:ロイター】
ドジャース・山本由伸【写真:ロイター】

今季最初の模擬投票で断トツの結果に

 ドジャースの山本由伸投手が今季最初のサイ・ヤング賞の模擬投票で1位に選ばれた。MLB公式サイトが12日(日本時間13日)に投票結果を発表し、山本を「真のエースとして期待に応えている」と称賛した。

 模擬投票は37人の専門家によって行われ、今季これまでの成績と残りシーズンの活躍を想定して投票する。ナ・リーグは山本が1位で22票を集めてトップの得票。山本は今季ここまで8試合に登板し、4勝3敗。防御率1.80はナ・リーグ1位と好調だ。

 同サイトのジェイソン・フォスター記者は、山本について「1年目の2024年シーズンは多少不安定で怪我にも阻まれたが、2025年シーズンのここまでは真のエースとして期待に応えている」と評価。「成功の大きな要因となっているのは難攻不落のスプリット。空振り率はおおよそ45%で、(スプリットの)被打率はここまで.086と打者をいらつかせている」とし、4月4日(同4月5日)から今月2日(同3日)までの間、先発5試合で自責点1だった抜群の安定感も理由に挙げた。

 ナ・リーグ2位には昨季新人王のポール・スキーンズ投手(パイレーツ)だったが、1位票は3票だった。3位はローガン・ウェブ投手(ジャイアンツ)、4位にハンター・グリーン投手(レッズ)とザック・ウィーラー投手(フィリーズ)が続いた。ア・リーグの最多得票は昨季サイ・ヤング賞に輝いたタリク・スクーバル投手(タイガース)で、1位票で19票が入った。

 過去に日本人投手では、2013年にダルビッシュ有(レンジャーズ)がア・リーグで得票2位、短縮シーズンとなった2020年にダルビッシュ(パドレス)がナ・リーグ、前田健太(ツインズ)がア・リーグでともに得票2位に入ったのが過去最高。日本人初の受賞となるか、山本の今後の活躍が注目される。

(Full-Count編集部)

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