佐々木朗希の「マイナー降格は考えているか?」 5失点翌日…ロバーツ監督へ飛んだ質問

試合前、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
試合前、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

試合前に取材に応じたロバーツ監督

■Dバックス ー ドジャース(日本時間11日・フェニックス)

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は10日(日本時間11日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦前に報道陣の取材に応じた。前日9日(同10日)の試合で4回0/3を投げて5失点だった佐々木朗希投手については「彼は今苦しんでいる」と話し、現状を分析した。

 前日の同戦では今季8度目のマウンドに上がったが、悔しい結果となった。1点リードの初回に2被弾であっという間に3失点。大谷の適時打など打線が再びリードを奪うもピリッとせず、5回に先頭のマルテに四球を与えたところで降板した。

 三振は一つも奪えず、防御率は4.72となっている。一夜明けて指揮官は、「速球の制球があまり上手くいっていない。そして(速球を投げた時の)球速のバラつきもある。98マイル(約157.7キロ)と制球できていない94マイル(約151.3キロ)では全く違う」と話した。160キロに迫るボールが武器の佐々木だが、この日の平均球速は94.8マイル(約152.6キロ)だった。

 球速が低下していることについて問われた指揮官は、「球速より制球の方がより心配だ。制球の方が(球速より)大事だ。90マイル中盤の球を投げるのであれば、制球力が際立っていないといけない」と話し、「チームとして(制球難を解決できるよう)取り組む。ロウキもそのことを理解している。まだ1年目のシーズンだからリーグや環境に慣れている段階。猶予を与えないといけない」と説明した。

 米記者は「マイナー降格は考えているか?」との質問も飛んだが、指揮官は「私たちはマイナーに降格させることを全く考えていない」とキッパリと否定。「ここでの勉強は、とてもとても有意義なことだと考えている」と、メジャーの舞台で経験を積ませる方針を明かした。

(Full-Count編集部)

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