IL入り佐々木朗希、長期離脱へ 当面ノースロー…復帰時期はド軍監督も「分からない」

ロバーツ監督が明かす…朗希は「耐えてすべてを戦い抜こうとした」
■アスレチックス 11ー1 ドジャース(日本時間14日・ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は13日(日本時間14日)、本拠地・アスレチックス戦後に報道陣の取材に応じた。「右肩インピンジメント症候群」のため負傷者リスト入りした佐々木朗希投手について言及。「数週間、違和感があった」と明かした。
「我々が知っていることは、肩にインピンジメントがあるということ。去年と似ているもののようだ。これについて我々は彼の前回のアリゾナでの先発の後に気付いた。そして我々が集めた情報では、彼はここ数週間、違和感があったとのことだった」と説明した。
また、違和感がありながらも「投手陣としての現状を思い、彼は自分がきちんと投げられないと感じるまで投げ続けて耐えてすべてを戦い抜こうとした。その時彼は現状を教えてくれた。そこで彼のスキャンを昨日撮って、それで肩のインピンジメントが分かった。それで念のためにIL入りさせることにした」と佐々木の思いにも触れた。
復帰に向けては「まずはピッチングに何も影響が出ない状態にする。その後メカニクスを磨き続ける。メジャーのシーズンではずっと100%で投げられる投手はいない。ロウキとも話して決めたのはILに入れて腕の力を戻そうということになった」。戻ってくる時期については「タイムラインはまったくない」「(復帰時期など)期待するのは彼にフェアではない」などと述べた。
調整についても言及。「ボールを持たない時期がどれくらい長くなるかは分からないが、まったく投げない時期があるだろう」。当面はノースローであることも示唆した。
佐々木は初の中5日で登板した前回9日(同10日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦で5回途中5失点。フォーシームの平均球速は94.8マイル(約152.6キロ)にとどまっていた。今季は8試合登板で1勝1敗、防御率4.72だった。
「彼が貢献したいという気持ちには敬意を表する。彼はすばらしいチームメート。休んで(腕の)強度を戻していつものフォームを取り戻せば大丈夫だ」と辛抱強く、復帰を待つ姿勢を示した。
(Full-Count編集部)