電撃トレードで巨人入り…リチャードは何発打つ? 巨人OB「いいキッカケを掴んだ」

高橋尚成氏「長打力があるのは魅力。そうそういるわけではないので」
巨人、メジャーリーグで活躍した高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。電撃トレードでソフトバンクから巨人に移籍したリチャード内野手について分析し、「2割5分、本塁打12本をクリアしてくれれば」と今季の成績を予想した。
秋広優人内野手、大江竜聖投手と2対1のトレードが発表されたのは12日のこと。高橋氏も「ビックリしました」と率直な印象を口にしつつ、「岡本選手がいなくなって右の大きいのを打てる人は急務で必要だった。リチャード選手を獲れたのはすごくいいこと。環境がうまくいっていなかったこともあるかもしれないので。変えることで前向きになったりよしやってやろうとなる可能性もある」と説明した。
リチャードは翌13日に巨人に合流。マツダスタジアムで行われた広島戦に「7番・三塁」で即スタメン起用され、5回の第2打席にいきなり1号を放った。ウエスタン・リーグで5年連続本塁打王の長距離砲だが、1軍での本塁打は2022年7月13日のオリックス戦以来、3年ぶりだった。
高橋氏は「すぐスタメンで出てホームランの結果が出たのは素晴らしいこと。長打力があるのは魅力。そうそういるわけではないので。2軍でこれだけ成績が出ていて、3年ぶりの本塁打。いいきっかけをつかんだのでは。東京ドームは本塁打が出やすい球場ですから、いい方向に捉えながらできれば。本当にいいきっかけにしてほしいなと思いますね」と期待を寄せる。
絶対的な4番でもある岡本和真内野手が負傷離脱中とあって「打てば(打順が)上位に上がってくるし、岡本選手が帰ってくるまではいい活躍をして中軸に入ってくれれば助かるし、岡本選手もホッとするのではと思いますね。リチャード選手次第」。今季の成績予想を聞かれると「今からだから12、3本打ってくれれば、本塁打は。でもいろいろデータも入って厳しい攻めになってくる可能性もある。それを考えると2割5分、本塁打12本をクリアしてくれればジャイアンツは御の字じゃないかと思います」と話した。