12戦無失点の西武右腕が初勝利…ソフトバンクが接戦制す、17日のパ・リーグ

楽天戦に登板したソフトバンクのロベルト・オスナ【写真:古川剛伊】
楽天戦に登板したソフトバンクのロベルト・オスナ【写真:古川剛伊】

滝澤夏央がプロ初サヨナラタイムリー! 西武が延長戦を制す

 西武はベルーナドームでオリックスに3-2で勝利した。西武の先発・今井達也投手は、初回から3回まで走者を1人も出さないパーフェクトピッチング。4回に四球と安打で1死一、二塁とされたが、後続の太田椋内野手を併殺打に打ち取り、無失点で切り抜けた。

 西武は2回、1死満塁から、源田壮亮内野手の犠飛で先制。4回には敵失策と外崎修汰内野手の犠打などで2死三塁の好機をつくると、古賀の打球が敵失策を誘い、追加点を挙げた。

 今井は5回、6回を再び3者凡退に。8回に連打と四球で1死満塁のピンチを背負い、代打・廣岡大志内野手の犠飛で1点を失ったが、後続の森友哉捕手を打ち取り、8回116球4安打2四球9奪三振1失点でマウンドを降りた。

 しかし9回、平良海馬投手が2死から杉本裕太郎外野手、頓宮裕真捕手の連打で1点を失い、試合は延長戦へ。10回を山田陽翔投手が無失点でつなぐと、10回に長谷川信哉外野手、西川愛也外野手の死球と炭谷銀仁郎捕手の安打で2死満塁の好機を演出。ここで滝澤が一、二塁間を抜けるサヨナラの適時打を放ち、3-2で試合は終了した。

 3番手・山田が12試合連続無失点の力投でプロ初勝利。打線では滝澤が4安打1打点1盗塁、外崎が2安打の活躍を見せ、チームは2連勝を飾った。一方オリックスは、先発・東晃平投手が5回84球4安打2四球1奪三振2失点(自責点1)。終盤に追い上げるも、7番手のアンドレス・マチャド投手が乱れた。

大関友久が6回1失点で今季3勝目 ソフトバンクが接戦を制す

 先発・大関友久投手は、初回から4回まで毎回3人で退ける立ち上がり。5回、2四球で2死一、二塁から、中島大輔外野手に同点打を浴びたが、勝ち越しは許さず、6回101球3安打2四球7奪三振1失点でマウンドを降りた。

 打線は初回、栗原陵矢外野手の四球などで2死一塁とし、中村晃外野手の適時三塁打で先制。同点に追い付かれた直後の5回には、1死から佐藤直樹外野手に三塁打が生まれると、続く栗原の内野ゴロの間に勝ち越しに成功した。

 1点リードの7回は杉山一樹投手、8回は松本裕樹投手が、それぞれ無失点に抑えると、9回はロベルト・オスナ投手が締めて試合終了。2-1で勝利したソフトバンクは、大関が今季3勝目を飾り、リリーフ陣も好投でつないだ。

 一方、敗れた楽天の先発・内星龍投手は、2回に嶺井博希捕手へ頭部死球を与えてしまい危険球退場。結果的に1回2/3を投げて1安打2四死球1奪三振1失点の内容だった。後を受けた松井友飛投手は緊急登板ながらも、2回2/3を1安打3四球5奪三振1失点。しかし、打線が計6安打1得点と苦しみ、惜敗に終わった。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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