ド軍右腕、試合前から出血していた 大谷愛弟子にいきなり被弾…緊急事態も「言い訳はしない」

エンゼルス戦に先発したドジャースのトニー・ゴンソリン【写真:荒川祐史】
エンゼルス戦に先発したドジャースのトニー・ゴンソリン【写真:荒川祐史】

初回に3失点…5四球は今季ワーストだった

【MLB】エンゼルス 6ー4 ドジャース(日本時間19日・ロサンゼルス)

 ドジャースは18日(日本時間19日)、本拠地のエンゼルス戦に4-6で敗れた。先発したトニー・ゴンソリン投手は初回先頭打者に被弾後、右手親指から出血。どうにか4回まで投げたものの4失点。試合後、“流血投球”の裏側を明かした。

 連敗ストップが期待されたマウンドだったが、不運に見舞われた。初回、大谷翔平投手がエンゼルス時代から仲が良かったことでも知られる先頭のザック・ネト内野手に先頭打者アーチを被弾した。その直後、トレーナーらが急きょ駆け寄った。ゴンソリンの手からは血が流れ、ユニホームにも赤い痕がついていた。それでも続投したが、テイラー・ウォード外野手に2ランを浴びて3失点の立ち上がりとなった。

 その後チームが追い付いて黒星はつかなかったが、不本意な投球だったことには間違いない。4回を投げて4安打4失点、今季ワーストの5四球を出した。ゴンソリンはブルペンを終えた段階から皮膚の状態が芳しくなく、対処しようとした際に健康な皮膚部分を巻き込んで取ってしまい、試合開始前から出血していた。初回のアクシデント後には「高価なバンドエイドのようなものをつけてもらったよ」と説明した。

 降板もあり得る展開に思えたが、「最初の打者との対戦を終えた後ということもあり、あのように少し出血したくらいで降板することはない」とゴンソリン。それでも報道陣からは指の状態の影響で制球難になっていた可能性も指摘され、右腕は「その可能性はあるかもしれないが」としつつも「僕はそういう言い訳はしない。それでも狙い通りの球を投げないといけない。それが今日はできなかった」と反省した。

(Full-Count編集部)

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