“大谷超え”ソトは「大失敗」 批判の声に反発も…米怒り「これで8億ドルプレーヤーだって笑」

フェン直単打をソト弁明「グリーンモンスターをよく理解していなかった」
【MLB】Rソックス 3ー1 メッツ(日本時間20日・ボストン)
“開き直り”が反感を買っている。メッツのフアン・ソト外野手は19日(日本時間20日)、敵地で行われたレッドソックス戦に「2番・右翼」で先発出場。6回に大飛球を放ちながら一塁までしか進めず、批判の声が寄せられた。一方で本人は「全力プレーしていると思う」と発言。米ファンは「契約は大失敗だ」などと怒りが収まらないようだ。
メッツはこの日先発した千賀滉大投手が序盤に3失点と劣勢の展開となった。1-3で迎えた6回、先頭のソトはフルカウントから左翼方向に特大の飛球を放った。本人は手応えがあったのか、打った瞬間は打球を見つめて恍惚とした表情を浮かべた。しかし、風の影響もあって柵越えとはならず、フェン直単打に終わった。
メッツはそのまま試合に敗れると、報道陣が問題視したのがソトの緩慢プレーだった。地元放送局「SNY」のインタビューに登場したソトは走塁について問われ、「かなり強い打球だった。グリーンモンスターをよく理解していなかった。二塁に行こうとしたが、行けなかった」と振り返った。また、ここ最近は走り出しの遅さが気になるとの指摘に対しては「うーん。ノー。全力プレーしていると思う。今日の試合を見ていたら、そう感じるだろう」と強く反発した。
しかし、手厳しいニューヨーカーはこれに噛みついた。ドジャース・大谷翔平投手を抜く史上最高額の15年総額7億6500万ドル(約1112億円)で入団しながら、今季はここまで打率.246、8本塁打、OPS.815と“大不振”。打席でも走塁でも貢献できていないスターにファンの怒りが炸裂した。
「オーバーペイだ 結果を見てみろ」「いい発言ではないな」「ちょっと待て……」「大失敗だ」「これで8億ドルプレーヤーだって笑」「ソトは7億6500万ドル契約に重圧を感じてるのかもね」「お金で幸せは買えない」などと厳しい声が殺到。果たして、稀代の天才打者は本来の姿を取り戻し、改めてファンの信頼を取り戻すことができるだろうか。