大谷翔平がスライダーをついに解禁 “二刀流”完全復活へ…トレーナー証言「全部投げた」

これまでは右肘の負担を考慮して投げず
【MLB】ドジャース ー Dバックス(日本時間21日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地のダイヤモンドバックス戦前のキャッチボールで、右肘の手術後に封印していたスライダーを解禁した。これまでは右肘への負担が大きいため投げてこなかったが、完全復活の日が着実に近づいていることを印象付けた。
この日はスライダー6球、カーブ9球、スプリット2球を投げた。ヘッドアスレチックトレーナーのトーマス・アルバート氏は「全部投げたよ」と語った。屋外でキャッチボールを行うのは3日ぶりで、約20分間をかけて行った。キャッチボール後にはエンゼルス時代に同僚だったランダル・グリチェク外野手と交流した。
これまで大谷はブルペンではスライダーを投げず、変化球はツーシームやスプリット、カットボールを投げていた。17日(同18日)にはブルペンで右肘手術後最多となる50球を投げ、フォーシームは90マイル前半(約144.8~152.9キロ)を計測していた。
24日(日本時間25日)に実戦を想定した投球練習「アップダウン」を行う予定となっている。大谷の投手復帰は当初5月頃の予定だったが、これまでにデーブ・ロバーツ監督はオールスター戦後に投手復帰させる意向を示唆している。